水をすぐに吸収してくれて、お風呂上りでも足元がべたつかず快適な、珪藻土のバスマット。
しかし使っていると、だんだんと「あれ、吸水しなくなってきた?」と感じることも。その原因はずばり「乾燥不足」と「目詰まり」!
珪藻土バスマットの吸水力を保つためには、きちんとしたメンテナンスが必要です。吸水しないからと言って、すぐに買い替えてしまってはもったいないので、メンテナンスで珪藻土バスマットの吸水力をよみがえらせましょう。
珪藻土バスマットが吸水しない原因その①乾燥不足
珪藻土がいかに速乾性に優れているとは言え、常に湿度の高いお風呂場近くでは、十分に湿気の放出ができていない場合があります。特に、常に珪藻土バスマットを敷きっぱなしにしている場合や、1日に何度も使う、何人も使って大量の水分を吸収している場合には、乾燥不足が原因で吸水しなくなることがあります。
乾燥不足の珪藻土バスマットを復活させる方法
乾燥不足の珪藻土バスマットを復活させる方法は、じつに単純。十分に乾かせばいいだけです。
珪藻土バスマットの乾燥の基本は陰干し。直射日光で乾かすと割れてしまう場合があるので、風通しの良い日陰に干しておきましょう。
…が、しかし。こまめに陰干しをするのは大変!というのもわかります。そんな時におすすめなのは、珪藻土バスマット用のスタンドを使うこと。敷きっぱなしにするよりもきちんと乾燥させることができますし、周辺の掃除をしやすくなるというメリットもあります。
珪藻土バスマットを購入する際には、セットでスタンドも購入することをおすすめします!
珪藻土バスマットが吸水しない原因その②汚れによる「目詰まり」
珪藻土が優れた吸水力と速乾性を発揮するのは、珪藻土に開いている「細孔(さいこう)」と呼ばれるとても小さな穴の働きによるもの。
この細孔一つ一つにしっかりと水分を吸収するため、表面に水分が残らず、濡れた足で乗ってもすぐにサラッと乾いた快適な状態で使うことができる、というわけです。
…が、しかし。珪藻土のバスマットを長期間つかっていると、だんだんとマットの表面が皮脂や水垢などで汚れてきます。これらの汚れをそのままにしておくと、目詰まりを起こした珪藻土は水分を吸収することができず、快適なサラサラ感がなくなってしまうのです。
目詰まりを起こした珪藻土バスマットを復活させる方法
皮脂汚れや水垢はちょっと拭いたくらいでは全然取れませんし、洗剤などで洗ってしまうと、細孔に洗剤に成分が入り込み、余計に吸水しなくなってしまう可能性があります。
吸水しない珪藻土バスマットを復活させる方法、それは珪藻土バスマットにやすりをかけること。物理的に皮脂汚れや水垢を削ってしまうというわけですね。
用意するものは紙やすりで、おすすめの目の粗さは#240~#400。紙やすりは番号が若いほど目が粗く、番号が上がるほど目が細かくなります。
紙やすりで珪藻土バスマットの表面を軽く削ったら、後は削りカスをきれいに洗い流して、陰干しでマットを乾かしましょう。表面の汚れがきれいになれば、吸水力が元通りに復活します。
なお、この方法は珪藻土バスマットの表面にカビが生えてしまった場合などにも有効です。
珪藻土バスマットの吸水力維持はメンテナンスが大事
珪藻土バスマットをいつでも快適に使うためには、こまめなメンテナンスが大切。
と言っても、基本は
・使った後はスタンドに立てかけてしっかり乾かす
・たまに雑巾等で水拭きする
この2点をこまめに行い、吸水力が気になってきたらたまにやすりをかける、という手順でOKです。
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